あけましておめでとございます!
あけましておめでとございます!
昨年の暮れ12月9日~17日で「子どものみた戦争と平和」展を主催:沖縄ベトナム友好協会 協力:沖縄県平和祈念資料館により、沖縄銀行本店で開催をしました。(詳細は沖縄ベトナム友好協会のHPを参照ください)
その活動から、沖縄県平和祈念資料館館長:大川芳子さんから「写真の中の少年」(駒草出版)を紹介されました。この本は平和資料館が、1992年~2010年までの詩部門の最優秀作品を集めた本です。
今年の読み始めの一冊で、恒久平和を願う県民の一人として、皆様にも読んでいただきたく、本から一説を紹介いたします。
世界を見つめる目 小学校・4年 喜納 英佑
やせっぽちの男の子が ほほえみながら、ぼくを見つめた
テレビの画面の中で・・・ 僕も男の子を見つめた
どんな事があったの? 何も食べる物がないんだ
でも、ぼくは生きたい くるしいけど、あきらめない
ぼく がんばるよ えがおが ふれる
生きる人間の力強さを感じた ぼあくは 真実を見つめる目を
持ちたいと思った
悲しそうな目をした女の子が なみだをうかべながら、ぼくを見つめた
テレビの画面の中で ぼくもその女の子を見つめた
なぜ、悲しい顔をしているの? なぜ、ないているの?
せんそうで、家族もいなくなったやった
家も 友達も 全部、全部なくなっちゃった
悲しいよ さびしいよ どうすればいいの 助けて
大切なものをなくした人間の弱さを感じた
ぼくは 涙をふいてあげる やさしい手を持ちたいと思った
(詩は、もっと続いておりますが、紙面の都合上お許しください)
尚、この詩は、2008年 小学校最優秀作品に選ばれました)
「写真の中の少年」(駒草出版)