ベトナム平和・友好の旅

  ベトナム平和・友好の旅

                        仲松泰子

 初めての外国旅行で選んだベトナムは、私の想像以上の国でした。ベトナム戦争があった頃に聞いたことや、本で知ったことを確認したいと思っての参加でしたが・・・。あれから50年。当時の様子をどれだけ見聞できるのか?戦争の痕跡はどのくらい保存されているのか?気になっていましたが、やはり素晴らしいコースでした。始めに行った農村での交流は昔の日本の農業を思い起こし、オーナーの話は大変参考になりました。全体的に大変いい見学コースだったと思います。

農家と沖縄組3

「戦争証跡博物館」では、戦争当時何回も投獄・拷問を受けた女性の貴重な証言を聞いたが、想像して胸が苦しくなりました。今は元気で語り部として頑張っている姿に接し心底嬉しくなりました。ベトナム戦争は村が戦場であり兵士の80%は農民だったという事実は、今の沖縄の闘いにも通じるものがあると思います。やはり人民が団結し闘ったからこそ勝利したのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ツーズー病院では奇形の子どもたちにショックを受けました。米国が撒いた枯葉剤はあまりにも残酷すぎます。標本室ではホルマリンに漬けられていた胎児を見ましたが、まともに生まれてきたらどんなにか可愛い赤ちゃんになったでしょうに。人になれなかった子どもたちの標本が2008年のものまであったことを考えると、今もこのような出産が続いているのではないでしょうか。

仲松

ツーズー病院平和村での仲松泰子さん

仲松・比嘉