石川さんと行く2015年ベトナム平和ツアー (ハノイ編)
9月8日(火) 沖縄組
那覇国際空港に8時45分に集合、有料待合室に9時入室。旅行社HISからチケット、保険証を受け取り、空港での手続き等の説明を受け、その後、ベトナムの交流会で歌う歌、「芭蕉布」、「自由ベトナム行進曲」を練習し、記念写真を撮る。
いざ出発というとき、何が原因かわからぬまま、大分待たされ、離陸。おかげで台北空港で待ち時間なしで急いでベトナム行きの飛行機に乗る。その間2回機内食をいただく。アオザイ姿の乗務員を見るとベトナムに行くのだと実感する。ハノイ空港に降りると靄がかっていて、沖縄より蒸し暑い感じがした。ホテルに着くあいだ添乗員の説明を受けながら車外の景色に目をやるとベトナム戦争終結40年で道路等のインフラが整備され、建物等も近代化され、すごいと感じた。ハノイ市800万の人口と那覇市を比較したら納得した。しかし、車道を走るバイクの多さにはびっくりである。添乗員の話ではハノイのバイクの数は約500万台あるそうだ。
BOSS LEGEND HOTELは旧市街地の入り込んだ中にあった。入り口の側で(写真左側)豚の内臓を洗っていたので、安っぽい質素なホテルと思いつつ中に入って部屋に行くと四つ星クラスの雰囲気である。料理も良い食材を使っていて先ほどの先入観とまるっきり違っていて申し分なく思えた。その後のフエ、ホーチミンのホテルも良かった。
戦後70年、独立70年を表したイルミネーションが公園内・道路沿いのいたるところにあった。
公園内の木もおしゃれに剪定。
ロータリーでの獅子舞。
福島組、東京組が10時ごろ到着。鎌田、中根、與儀、後藤、仲程で出迎え。
9月9日(水)
朝食終了後、結団式を行う。安田純治団長始め、福島、沖縄、東京組が紹介され、ツアーの目的を達成し団員相互の親睦を深め、40名、無事故で帰れることを確認する。
これから後は日程に添って主に写真を中心に記していく。
ハノイ旧市街地見学・散策
宿泊ホテルが旧市街地にあり、ホテルから外に出ると豚を煮たような臭いが鼻につく。通りは幅員は狭く、そこを大型バスからバイク、乗用車、売り子等が行き来している。
旧市街地といろいろなお店がところ狭しと並んでいる。
旧市街地を抜けてホーチミン廟へ
9月4日から廟の中は改修工事。残念ながら外からの見学となった。
添乗員の説明を受けている途中に雲行きが怪しくなったので、急いでバスに戻る。時間が早かったが昼食タイム。
ハノイ市内のレストラン 外は雨だが、のんびりランチタイム
民俗学博物館見学
友好会館
各国友好協会会長・越日友好協会副会長を表敬訪問し、意見交換をする。
その中で、各国友好協会会長はベトナム政府として原子力発電所を建設すると表明する。
「ベトナムの蓮」弦楽四重奏団と福島琴古流尺八竹盟社・橘 梁盟コンサート
ベトナム交響楽団首席指揮者 本名徹二さん率いる「ベトナムの蓮」弦楽四重奏団と福島琴古流尺八竹盟社師範 橘 梁盟 コンサートが、BOSS LEGEND HOTELで開催。
沖縄民謡「芭蕉布」福島民謡「会津磐梯山」を披露、橘梁盟さんが「鹿の遠音」,
後藤勝彦さん作詞の「紅蓮の炎の袈裟を身につけたあなた」を演奏。
紅蓮の炎の袈裟を身につけたあなた 後藤 勝彦 作詞 橘 梁盟 作曲
雨期はもう終わっていた
なにもかも乾燥させてしまう
サバナ気候の特色ある太陽が
サイゴンの路上のアスファルトを
溶かして輝いていた
こんなに明るい日だというのに
よどんだ空気がその街にはずっとまえから
重くただよっていた。
一瞬あなたの体は
火と炎をあらんかぎりの力でふきだした
本堂での勤めの時と
合掌している姿は同じであった
その炎はなんのためらいもなく
出家した時から鍛えたその体を
なめつくした。
紅蓮の炎の袈裟を身につけたあなた
あなたの目はじっと一点を見つめて動かなかった
誰が人間の生きる自由を奪うことができるのだろうか。
うっすらとその目は輝いてさえいた
あなたの炎は街や村の人々に
その悲しみをつげまわっていた
その炎は人々の行く手をてらしたのだ
ふるさとの黒土をわがものがおに歩きまわっている
星条旗の下の軍靴と
その畜生ども
まもなく
あなたのもえあがる炎が
根こそぎ焼き尽くすに違いない。
9月10日(木)
ホテルで朝食を済ませドンアイン村へ出発。
ドンアイン村農村調査・交流
ドンアインの人民委員会委員長、書記、農民の方から歓迎を受け交流する。
福島の堀江泰基さんがお米の出来るまでの作業日程を説明する。
斉藤房子さんは斉藤牧場の経営内容、循環型農業を報告する。
鎌田隆、沖縄・ベトナム友好協会会長は「農民との交流・交換」を報告
ドンアインの農家からも報告があった。
ドンアイン人民委員会委員長を先頭に農場へ
その後、会場に隣接する農家の畑を視察。
農作物が直射日光を避けるため白いビニールを掛けその上に泥水を掛け、刷毛みたいな物でビニール全体に泥を塗り、直射日光を遮る作業をしていた。
車外から見る畑には葉野菜、なす、トウモロコシ、バナナ、果樹、亜熱帯植物が畑いっぱい植えられていた。四季を通して野菜が豊富なベトナム。感激だった。昼食を取り、ハノイ空港に移動、フエに。