Dowacen滞在日記・上原耕生

ラオスから金曜の夜中に帰って参りました。
ついでにタイにも足を運び、遺跡(公園等)を観光してソンクラーンという旧正
月恒例の水掛け祭りに参加してきました。

          

 

   

日中35度のラオスとタイでしたが、その暑さに手伝って若者たちの祭りに対す
る熱気はすごいものでした。街を歩いている見ず知らずの他人にお清め(厄よけ)
としての水掛けテロリズム。(笑)
観光客だろうが、どんな服を着ていようが現地の人たちにとってはおかまいなし
の無礼講の日でした。

小学生の頃水風船を抱えきれないくらいこしらえて、友達と追いかけ合って戦争
ごっこをしたスリリングな一時を思い出しました。日本では、大人になってこう
いうことはしてはいけないという世間体のような暗黙のルールがあります。

ベトナムでも、仕事を終えた年配(50~60代)の人たちが恥ずかしげもなく、公園
に集まって子供のようにサッカーやバレーボールをして過ごしているのを見かけ
ました。
例えば東京で残業漬けの毎日で帰宅ラッシュに揉まれながらクタクタになって
義務感に虐げられて過ごす大人達にこういう光景を見せてあげたいと思ったりし
ました。
日本人は“辛いのは自分だけじゃない”という、忍耐の美学のようなものを強く持
っています。
これは今度の震災時で世界から高く評価された秩序や、他人への思いやりという

良い面でも顕著に現れましたが、日本の社会性(と国民性)を非常に典型的に表
しているものと思います。
日本でよく使われる “大の大人が、、” という言葉や僕の大人に対する偏見を
この旅で、いとも簡単に覆されてきました。
やはりこういった知らない国での滞在はちょっとしたことですが気付かされるこ

\nとが多いですね。