ベトナム中部の連続台風被害について寄付のご協力願い

総会と懇親会へのいざない

沖縄・ベトナム友好協会

             総会と懇親会へのいざない
沖縄・ベトナム友好協会は昨年20周年の節目をむかえ、記念講演会・記念パーティを開催しました。そしてベトナムからは友好協会連合会会長、駐日ベトナム大使、フェ省越日友好協長・・・などの要人が来沖し、逆に24余名参加の平和ツアーやフエフェスティバル参加企画ツアー等で、ベトナムを訪問しました。
今年も総会の季節を迎え、会員の皆様初め多くの方が集いこの記念すべき一年をふりかえり、また、フエフェスティバルに参加した方々のいきいきした体験談と映像、沖縄の民謡ショー、空手演舞などで、ともにひとときを楽しみましょう。
             ベトナム好きな人 さぁー あつまれー!

日     時 2012年5月25日(金)
場    所 ベトナム料理店 ダオ
                 那覇市牧志市場本通り TEL:098-867-3751
総    会 午後5時~6時30分

懇 親 会 午後6時30分~8時30分
プログラム 1.フエフェスティバル報告
        実行委員長 与儀 善栄の参加発表
        スライドショーで現地の様子を説明
      2.余興
        空手の演舞(民謡とのコラボレーション) 仲村 幸雄 他
        琉球民謡 宮城克年(民謡ショー)
      3.ベトナムホームスティの体験談
        初めてのホームスティ何が飛び出すか見もの、聴きものです。
    例:ベトナム風オッシュレットで、シャワーを浴びた人やベトナムの子どもたちに
    矢切りの渡し」(演歌)を聴かした人など、聞くも涙、語るも涙の珍体験・・・・・。

会   費 懇親会会費:2,000円 会員の方:年会費3,000円を準備して下さい

協会近況報告

協会への国際交流基金の助成決定!

  かねてより国際交流基金に申請中の「市民青少年美術助成プログラム」による助成金が決定し、このほど友好協会に「助成金交付決定通知書」が届きました。
  これは、友好協会が今年7月のベトナムホーチミン市の戦争証跡博物館で、昨年のハノイ市に次いで開催する「おきなわの子どもたちが見た戦争と平和」展への補助であり、金額は230,000円である。友好協会が各種機関からの助成を受けるのは初めてであり、これを契機に7月のベトナムでの展示会開催に弾みがついた。

写真は展示会場
ホーチミン市内


 『経済』誌にベトナム関連論文!

  本協会会長の鎌田隆氏の「ベトナム経済の現状と今後」と題する論文が、全国誌『経済』に掲載された。同誌への論文掲載は3年連続である。
この論文には、すでに東京の一読者から「非常に冷静な分析で、関心や疑問に感じていたことがすべて盛り込まれており、参考になった」との批評が寄せられている。
 同誌は全国1万部以上の読者をもち、新日本出版社が発行する経済理論誌である。なお内容は、ベトナム経済の現状(概観、インフレ率の高進、貿易赤字の推移、財政収支赤字、外的支援要因、経済セクター別企業の現状)ベトナムの当面の課題(TPP交渉参加問題、高い貿易開放度、経済構造の改革、裾野産業の育成、原発建設)今後の政府の対応(マクロ経済の安定化、適度な成長率を、国営企業の改革)、いわゆる社会主義志向問題(国家による経済管理や社会主義への国民の意見、「社会主義志向の市場経済」について)などの構成である。

 

越親善交流の旅 (2012年4/6出発)

沖縄ベトナム友好協会企画ツアー

文化芸術に浸りつつ、地元との触れ合いが体験できるツアーとして滞在先を民泊、通訳は現地フエ大学在籍中の学生がボランティアとして協力、ツアー参加者が選ぶ イベントごとにご案内する 5 泊 6 日の 特別限定の旅です。ご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい!

内容:国際フェスティバルと古都巡り5日間&ハノイでショッピイング1日間
日程:2012年4月6日(金)~ 10日(火)

~ツアーポイント~

■ 1.フエフェスティバルに参加
2012年のフエスティバルの演奏とイベントゆかりの地を巡ります。
(チケット入手困難な開幕式祭典付き。)

■ 2.フエ郷土の生活を経験(ホームステイ)
日本語を勉強している学生たちのうちにホームステイして、日常の生活を経験します。

■ 3.世界遺産や伝統工芸を満喫
フエの人気の各帝廟 (ホイアンはOPです。) の観光スポットの観賞付きです。

■ 4.滞在中もサポート万全!
・全日程、食事つき
・各自シクロ、タクシーで移動もラクラク(日本語ボランティア付き)
・日本語対応スタッフ常駐!


ご案内のダウンロード
PDF(422KB) / Word(516KB)

旅程表・申込書のダウンロード

\nPDF(86KB) / Word(61KB)

第5回世界のウチナーンチュ大会に初参加

10月13日閉会した5年に1回の「第5回ウチナーンチュ大会」に友好協会が初参加した。

ます、10月12日の沖縄県知事招待の小宴には鎌田会長が参加して、協会をPRした。
13日の国際通りパレードには、来沖中のミーチャウ・フェ省外交部副部長と沖縄研修中のビエンさんとヒエンさん、それに、近い将来フェ省に空手道場を造って空手を普及させる目標をもっている協会会員の仲村幸雄さん、会長、副会長が参加し、2万余りのメンイストリートの両側を埋める観客にベトナムをアピールした。

12日の開会式には仲村理事が、16日の閉会式には高嶺理事が参加する一方、フェ省の3名と同じくアオザイ姿の会長も閉会式に参加した。3万余りのセルラースタジアムを埋める3万余の参加者とともに感激のひと時を過ごし、グランドではまたカメラのシャッターを浴び、勝手に「5年後の再会」を誓い合った。

 

鎌田 隆 学術平和の旅 5回連載

第3回 旅の展開―ハノイからホーチミンへ

 10.ハノイの大型スーパー買い物の見学
 
夕食までの時間にスーパーを見学した。ベトナムでも2000年頃からスーパーマーケットが急増したが、2004年6月に、売り場面積規模で専門スーパー(250㎡超)、総合スーパー(500㎡超)に区分された。2009年のWTO加盟により、流通業界への外資単独進出が可能になり、METRO、COOPMART、Big Cなどがそれぞれ進出している。

今回、ベトナム土産品購入のために訪れたのは、Big Cグループ(フランスのカジノ・グループ傘下)のハノイ・Thang Long店であった。
  1階がブランドショップで、長いエスカレーターで2階に上がるとスーパーマーケットになっている。売り場面積10,000㎡、レジが100台並ぶ大型店舗であり、食糧品、衣料品、薬品、電気製品などの外、ベトナム人の生活必需品のバイクなども販売し、炊事用品の説明販売もあった。買い物客は出口でガードマンにレシートをチェックされて、何かものものしかった。(写真10)

11.シルクの村ハドン、ハノイ名物ブンチャ

  前日の多忙さも一夜明け、もう今日はハノイからホーチミンへの移動日である。
午前中、ハノイから近い観光地、木版画で知られたドンホー村(車で1時間)、陶器が世界的なブランドでもあるバッチャン村(車で30分)などと同様、シルク製品の製造・販売で有名なハドン村(車で20分)へ向かう。製造工場では、織機がガチャンガチャンと大きな音を立ててシルク布を織っている。筆者にとくに目当てのものはなかったが、つい最近神奈川へ帰った孫2人の顔が浮かび、ポシェットをいくつも買ってしまった。小さな商店街の道端で、砂糖黍やココナツのジユースなどでのどを潤した。

昼食はハノイ名物ブンチャを味わう。ベトナムと言えばフオーという米粉のうどんで有名であるが、北と南でも麺にはいろいろある。ブンという米麺を甘酸っぱいタレにつけて食する。店にはいると、タレとともに、盛り付けの揚げ春巻き、炙った肉、ツクネ、香草が出てきた。また大皿山盛りの麺が出てきてびっくりしたが、案外さっぱりした味でいくらでも入る。筆者としては、ベトナム料理の中でベストスリーに推薦したい程美味く、再来・再食したい店であった。(写真11・12)

 

12.喧噪のホーチミン市へ

  ハノイ市からベトナム航空でホーチミン市へ約2時間。ハノイ市にもまして凄いバイクの群れ、喧噪、活気・・・。やはり経済の中心地である。(写真13)

こちらのガイドさんはいかにもベトナムの若者という感じの男性。市内の中心地にあるホテルに到着。筆者は、何年か前、当地でお世話になった岡山県出身でホーチミン市で「広場」という名前の日越交流のための喫茶店の店主であった男性とそのグループと出会う。

夏の長い日もようやく傾く頃、サイゴン河のデナー・クルージングへ出かける。広い道路のバイクの奔流を無事渡り切って船に乗り込む。3階建て位の客船で、我々の陣取った1階には100名程の客か?

隣席の韓国人グループが大騒ぎし、舞台では炎のショーなんかで盛り上がっている。ベトナム料理のコースが出切った頃、船はやっと桟橋を離れた。涼風が頬をかすめる。いっときの贅沢の時間が過ぎる。(写真14)                                              銅鑼が鳴り至福の川風頬摩る(さす)
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 13激戦語るクチトンネル

  8月23日(火)

 早朝早くホテルを出発して、ホーチミンから西北へ70kmのクチトンネルへ、ここは参加者の見学希望が強かった戦場跡である。1960~1974年当時、元南ベトナムの首都サイゴン(現ホーチミン)への解放軍の攻撃の強大な陣地であった。地下250km、2層3層にも及ぶトンネルは、解放軍の陣地であり、作戦本部であり、クチ住民の住居、工場、病院・・・など生活の拠点でもあった。

 トンネルは最終的にサイゴン河に通じていて、周辺地域の密林には米軍の枯葉剤が徹底的に散布されて、今蘇っている緑の林は、当時真っ白にやがては枯れ野に変化した。ゲリラ戦の解放軍は、地域住民とともに地下に潜る外なかった。そこには、祖国を守り人民を守り平和と独立を守るために立ち上がった解放軍による人智を尽くした様々な創意工夫がなされていた。地下トンネルの入り口は直径30cmもなく、枯葉で覆い隠されている。狭いトンネルは大柄の米兵には通行が至難である。地下の炊事場からの煙は遠く離れたところから地上に排出される。地上には米兵用の落とし穴があちこちに仕掛けてある・・・。

 そうした解放軍の作戦を学びトンネルに潜り、ベトナム人民の祖国解放のための戦いを追体験する。私たちも驚嘆し感服しつつ、コースを進んだが、緑深い森林のなかから静寂を破るような耳をつんざく爆発音が時折静寂を破る。幾ばくかの料金で実弾が打てる射撃場である。
   筆者は、あたかも沖縄にいるかのような気がして思わず「実弾射撃はんたいー」と叫んでしまった。戦争を厭い平和について考えるために来たものにとって雑音でしかない。(写真15)

 

 トンネルの闇に戦士の意気思う

   

  

 14.侵略者の罪を告発する戦争証跡博物館 

 ホーチミン市にとって帰り、今度はアメリカなどの戦争犯罪を暴く戦争証跡博物館を見学した。さっきまでは、祖国の自由と解放のための人智を尽くした現場で、人間の尊さ、美しさを実感したが、今度は侵略者たちがいかに外国を侵略するために「有効」な兵器は何かをそれこそ人智を尽くして考えた様々な兵器、戦争犯罪である地域住民をいかに多く殺傷するかだけを目的とした兵器が展示してあった。ここでは人間の愚かさや醜さを感じた。

 その愚かな企ての結果としての、ベトナム国民の悲惨な情景が、日本も含む世界中の写真家の手によって白日の下に暴かれている。襤褸切れのように米兵の手で持ち上げられたベトナム

人の遺骸、あの忌まわしい枯葉剤の結果としての奇形児たち・・・。事実は一目瞭然 これらの戦争で、誰が正義でどちらが不正義かは誰の目にも明らかである。(写真16)

 

15.ペンタイン市場を見学

  1914年に設立という長い歴史のペンタイン市場は、ホーチミン市民の台所としてより、観光ポイントとして有名である。1,000以上もの店が4つのブロックに分けられている。どの店も商品一杯、それも貴金属から衣料、雑貨、食糧と様々、ある店は履物たとえば草履が山のように積み上げてあったり、またある店は食糧品なら何でも来いと取り揃えている・・・。いかにもベトナムの豊さの象徴のようである。私たちは、ガイドの注意を守り集団で歩いた。

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